くまこの日記

くまこの闘病&妊活の記録

子宮筋腫と私

手術後、担当のお医者さんから行われた手術について話しを伺う時間がありました。 私の場合は腹腔鏡手術で6cm〜2mmまでの筋腫が4個、取れたとの事です。

私が持っていた子宮筋腫について、実はあんまりよく知りません。 治療のきっかけが不妊治療だったからか、MRIを撮った後でさえ、妊娠に直接関わりのありそうな筋層内にある6cmの筋腫の話ししか聞いていなかったので…(汗)他の筋腫がどこにあったのか、話を聞いてもよくわからなかったんですよね。。とにかくその6cmは取ってもらえたようです。

問題の6cmの筋腫は、子宮内に突き出て子宮をほぼ占領していました…ので、これが無くなった事で妊娠もしやすくなるのではないかと、先生はおっしゃっていました。妊活頑張らねば。

ところで、子宮筋腫が最初に見つかったのは2016年の夏の終わり頃でしたが、本当はこの筋腫っていつからあったのか、ちょっと思い返してみました。

2015年12月

生理が10日以上止まらなくて、産婦人科に相談に行きました。 半年に一度くらいの頻度で10日以上生理が続く月があり、その他の月も8日と、昔に比べて2日程度生理期間が長くなっている事が気になっていたのです。内診は一応あったものの「ちょっと子宮が大きい気がする」と言われるにとどまり、「引っ越しとか転職とかしませんでしたか?」と聞かれ、ちょうど引っ越しをしていたのでその事を伝えると「多分ホルモンバランスでしょう。もし気になるようでしたらまた3ヶ月後に来てください」と言われ、生理を整える薬(ピル?)を処方されて帰されました。 なぜ3ヶ月だったのかはわかりませんが、また行こうと思いつつ、これ以降生理が長引く事がなかったのですっかり忘れてしまっていました。

2014年12月

会社の健康診断で子宮頸がんの検査を受けた際に内診がありましたが、その時は特になにも言われませんでした。

という事は筋腫は2014年12月以降にできたのか?

毎年健康診断を受けるようになったのは、2012年頃から。(婦人科健診は2014年が初めて) 2012年の健診から、毎年貧血でひっかかっています。 2012年頃の自分を思い返してみると、生理の量が予想外に多くて、しょっちゅう下着やズボンを汚していました。氷を食べるクセが付いたのもこの頃です。生理が長引いてると思い始めたのもこの頃。

そう考えると、筋腫は少なくとも2012年頃からあったのではないかと推測できます。2014年の健診でひっかからなかったのは謎ですが。。

激動の時代をともにしていた

たいした思い入れもなく、とにかく邪魔だからと取ってしまった筋腫だけど、30代半ばで独身・一人暮らし&仕事激務の、人生で一番歯を食いしばりながら必死で生きていた時期を一緒だったと思うと、もう少し別れを惜しんでもよかったのかもしれない。

高額医療費制度の落とし穴

「高額医療費制度」という言葉だけは知っていたので

今回の入院の予約を取った際、会計の方に「手術と入院で大体25万円くらいの費用がかかる」と前もって言われていたので、高額医療費制度を利用しようと思いました。 そこで会社の社会保険の担当の人に相談した所、さかのぼって申請できるので後からの手続きでも大丈夫だが、高額の医療費がかかる期間がだいたいわかっている場合、事前に申請すれば専用の保険証を発行できると教わりました。お願いした所、手続きは全て会社の担当の方がやってくれました。 専用の保険証を持っていれば、高額医療費制度によって減額された分の金額だけ払えばいいので一時的にでも大金を用意せずに済みます。 ただし保険証が送られてくるまで半月以上かかったので、早めに動いた方がいいかもしれません。

入院・手術の費用は20万→12万(ざっくりと)に減額された

退院の際、高額医療費制度を使って支払った金額の超ざっくりとした内訳は以下のとおり。手術は1月中に行われたため、1月分の医療費が高い。

  • 1月分 8万5千円(約17万から減額)
  • 2月分 3万5千円(減額無し)

入退院は月をまたがない方がよかった

高額医療費制度は月額単位でかかってくる医療費毎に計算するそうで、私の場合はつまり、月の医療費8万5千円を超えた分は払わなくていいっぽいんですね。(ここは収入による)つまり、入退院が同じ月だったら、上記でいうところの「2月分 3万5千円」はまるっと払わなくて済んだという…おおう。。

とにかく早く手術を受けるべく、勧められるままに直近で空いてる日の予約を入れたら月末だったわけです。そりゃ空いてる訳だ。

自宅療養3日目(手術後7日目)

昨日はお昼を買いに外出したり、ちょこちょこと動き回っていたのですが、今日はあまりやる気が出ず夕方までウトウトしていました。 家事は洗濯と洗い物のみ。 手術の痛みはもうほとんどありませんが、傷口がかゆいのと腹筋を使うとおなかの奥の方が少し痛みます…。あと術後からずっと尿道が痛い(;;

尿道の痛みの件は、入院中に何度か看護師さんに相談したのですがそんなに深刻に取り合ってもらえず、今のところ痛まない日もあれば、痛む日もあるというカンジで一進一退なので、もし次回の定期検診の時まで痛かったらさすがにお医者さんに言ってみようと思います。(看護師さんに管を乱暴に抜かれたからでは…という疑惑がどうしても拭えません。)

今日はベッドでゴロゴロしながらスマホ子宮筋腫の事を調べていたのですが、お腹に肉がついてると傷がキレイにくっつかない的な事を書いている記事を読んでショックを受けました…。ダイエットなー…

ダイエットというか、退院後は健康的な食生活を心がけるよう言われているのに、料理が出来ない私は早速カップラーメンとかファーストフードとか体に悪そうなものばかり食べています。これはなんとかせねば…という事で、自宅療養の期間だけでも宅配の弁当を頼んでみる事にしました。

退院してました(入院生活ふりかえり)

入院期間は6日間でした。 言われていた日数より1日早く退院しましたー。今週から2週間は自宅療養期間です。 以下入院生活の振り返り↓

入院初日

入院 1日目 まだブログを書く余裕があった(笑) 21時までは普通に食べる事ができたが、その後は絶食。

入院2日目・手術当日

手術はお昼過ぎからだったので、午前中はシャワーを浴びて点滴を付けられた後は手術着に着替え、のんびり待つ。

ストレッチャーに横たわって手術室に運ばれる際、夫がお昼食べに行ってもいいかと言い出して、看護師さんを焦らせていた。遠くに行かないように念を押されていた。

麻酔を入れらた後、手術中の記憶はもちろん無し。しかし手術後、麻酔から覚める寸前に少し夢を見た気がする。麻酔から覚めた後もかなり朦朧としていたようで、気がついたら病室のベットに戻されていたし、夫が話しかけてもすぐ眠り込んでしまっていたらしい。夫は、手術にかかった時間は大体3時間ぐらいだったと言っていた。

意識がはっきりしてくると、お腹が痛くなってきたので痛み止めの点滴を入れてもらう。その夜はお腹が痛いというよりも、身動きが取れない辛さであまり眠れなかったです。 「もう二度と手術はいやだ」「年取っても寝たきりには絶対なりたくない」とか考えていた記憶があります…

入院3日目・手術後1日目

朝から少しづつ上体を起こし、足に付いていたフットポンプが外され、立ち上がる練習をしました。トイレまで行けそうだったので尿道に付いていた管も外してもらえました。これでかなりスッキリ。点滴は夜まで続くので、トイレは点滴を引きずって行く事になります。

お腹の痛みはひどい筋肉痛のような痛みで、寝起きするのがしんどい。それでも朝と夕方では痛みが全然違って、目に見えて回復していくのがわかりました。 晩ごはんにはおかゆが出て、久しぶりの食事でしたが、あまり食欲がわかず、少し残してしまいました。

ところで、絶食中でもガスが出たら水とお茶だけは許可されますが、栄養の点滴をしていると不思議とノドが乾きません。。これ便利やん…って思ってたら手がめちゃくちゃむくんでいる事に気がつきました。次の日戻ってましたが点滴怖い。

入院4日目・手術後2日目

朝ごはんもおかゆ・少し残す。胃腸の調子がなかなか戻りません。傷はほとんど痛まないものの、お腹の筋肉痛が続く。しかしこの日は朝はベットから起き上がるのが辛かったけど、夕方には筋肉痛らしきものもだいぶ取れて、あまり辛くなくなっていました。 看護師さんからお通じの事を何度も聞かれるものの、まったく気配が無く…出ないとやばいの?と思い焦る…

夕飯から完全に普通食になりました完食。そして夕飯後に突然の便意が。食べないと腸の動きも悪いのかな?

入院5日目・手術後3日目

朝食後、まだお腹に入っていた管を抜き、完全に自由の身に。その後の退院診察で、次の日退院していいと言われました。久しぶりにシャワーも許可され、髪も洗ってさっぱりしました ベッドからの寝起きもだいぶ楽にできるようになりましたが、歩く時になんとなくお腹をかばってしまって動作が緩慢になるのと、おしっこがたまってくると尿道が痛くて、日常生活に戻るのが不安でした。 看護師さんに相談すると「尿道の痛みはそのうち治る」とのこと。

入院6日目・手術後4日目

退院当日。手術からずっと微熱が続いているのですが、この日の朝も36.9度とちょっと高め…とは言え体調には問題なく、10時過ぎには精算して退院完了しました。

夫に車で迎えに来てもらって、久しぶりにお外でランチ その後調子に乗って雑貨屋めぐりをしていたら、急にお腹の中の方が痛くなり少し出血したので、慌てて帰宅しベッドにつきました 手術してからずっと生理終わりかけのような出血があるのですが、動くと出て来るようです。元気になったつもりでも、まだまだ安静にしてないとダメでしたね。。

というわけで今日に至ります。 もう体調はすっかりいいので、家でおとなしくしているのは正直苦痛です(昨日も少し外出してしまいました)とはいえ、まだ早歩きも出来ないしな…ちなみに最近は傷口が日に日にかゆくなっていきます。腹巻きでガードしていますが、寝てる間に掻いてしまわないか心配です

入院 1日目

今日の午前中から入院。 採血したり、内診したり、ちょこちょこと用事はあるものの、もうシャワーも浴びたし基本的にヒマです…

だらだらマンガ読んだりスマホいじったりしています。入院のためにいつもより早起きしたせいか眠くてボンヤリ。でも人の気配が気になって眠れません…明日はいよいよ手術です。

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鉄剤を飲んだら体調が良くなった

最近は、手術に備えて鉄分を貯蓄するために鉄剤を1日2回服用しています。 すると薬を飲んでから数日で、体調に良い変化が出てきました。

疲れにくくなり、寝覚めが良くなった

疲れやすいのは、年のせいだと思っていました。今までは仕事や用事から家に帰るとまずひと休み。スマホをだらだらいじって30分…やっと家事をする・もしくはそのまま海外ドラマ観てお菓子食べて寝るみたいな生活でしたが、家に帰ったあとのだらだらタイムがいらなくなりました。

朝の寝覚めもとてもスッキリ良くなりました。寒いので布団から出られないですがw

また、朝の入浴が十代の頃からの習慣で、入浴→スキンケア→髪ブロー→着替え→化粧 この一連の流れが最近苦痛で、間に休憩を挟みながらなんとかこなしていたのですが、一気にやっても疲れなくなりました。

氷を食べなくなった

ここ数年、立派な氷食症の私でしたが、ただ氷が好きなだけだと思ってあまり気にしていませんでした。また、ストレスを感じた時は氷をかじるとスッキリするので、貧血というよりメンタル的な事が原因だと思っていたのですが、鉄剤を飲みはじめたとたん、氷の存在自体を忘れるようなっています。 やはり貧血が原因だったようです。最近、自動製氷付きの冷蔵庫に買い替えたのに無駄になってしまいましたw

集中力が上がった

元々多趣味なタイプで、家では常に絵を描いたり、本を読んだり、何かしらやっていたのですが、ここ数年は本当に家ではボーッと過ごすだけでした。こうなったきっかけは、数年前に忙しい仕事に転職して趣味の事を考える時間が無くなった事だと思っていたのですが、余暇の多い現在の職についても、趣味が復帰する事はありませんでした。 昔のように好奇心が持てなくて、もしかしたらうつ気味なのかな…と思っていたのですが、現在は少しづつ本を読んだり勉強したり、こうしてブログに長い文章を書いたりが出来るようになってきています。もしかしたら貧血のせいだったのかなーと…。。

このように、鉄剤を飲みはじめて、さっそく色々な変化を感じています。筋腫の事で言われるまでは、貧血など気にしていなかったのですが、自分でも気がつかないうちに体がボロボロになっていたみたいです。 そう考えるとちょっと鉄剤を飲むだけでこんなに良くなるなら、飲めばよかったと、数年の時間を無駄にしたようで、今ちょっと後悔しています。。(・・;

子宮筋腫の手術が決まるまで その3

年明け、手術前検査の結果を聞きに、再び大学病院を訪れました。 必ず家族の同伴が必要との事で、夫に付き添ってもらいました。

子宮筋腫の様子と手術の説明

まず、夫と一緒に私のMRIで撮影したフィルムを見ながら、子宮の様子を説明してもらいました。 ほとんどが、前回聞いた説明だったのですが、私の子宮には、6cmの筋腫だけでなく、複数の筋腫があるとの事。それは初耳だったのでびっくりしてしまいました…。クリニックの先生も、手術してくださる先生も、この段階まで不妊に関わりそうな筋腫の話しかしてくれなかった…でも、なるべく全部取ってくれるそうです。

その後に手術内容のくわしい説明がありました。口頭で説明してくれるだけでなく、手術によって得られる効果と、起こり得る事故など、リスクについて書かれた数枚に渡る説明の用紙もくれました。

手術前検査の結果

続いて、先日受けた検査の結果の説明がありました。 結論から言うと、予定通り手術は可能との事。よかった。全て問題無しだったそうですが、心配していた貧血はヘモグロビン値10.5と、手術できるギリギリだったそうです…。この値が足りないと、数ヶ月は貧血の治療が優先されてしまうので、ほっとしました。

実は去年の健康診断の結果、ヘモグロビン値は9だったのですが、ここ1年程ヘム鉄のサプリメントを飲んでいて、10.5と聞いた時貧血治ってる! と思ったのですが、正常な人は12以上あるそうで、立派な貧血状態との事…(・3・

手術の時に使うかもしれない血

ところで、手術の際、輸血が必要になる場合があるそうです。 その際、希望すれば輸血に使う血をあらかじめ自分から採っておく事ができると言われました。他人の血を使う場合にまれに病気に感染したり拒否反応が起きたりする事があるそうです。(本当にまれらしいですが) 私は一応自己血での輸血を希望しました。 手術の1週間程前に来院して採血(400cc)するそうですが、私は貧血状態なので、その日の血液検査によって採血できるか決まるとの事…生理終わった直後の予定だし、無理そうな気がしています(;3;今頑張って毎日鉄剤を飲んでいます。

ここ数年、貧血で困る事はなかったのですが、こんな時に色々と不都合が出るのですね…。筋腫の手術を考えている方で貧血気味の方は、とりあえず早めに改善しておくといいかもしれません。

麻酔科医との面談

手術の打ち合わせが終わると、麻酔科の先生から全身麻酔についての説明を受けました。 手術の説明同様、麻酔で起こりうるリスクの説明もあったのですが、弱い歯が欠ける可能性があるという話しが意外でした。無意識に食いしばる事があるそうです。私は前歯がちょっと弱いので不安です…。

入院の予約の手続き

麻酔科で説明を受けたら、今度は入院の予約手続きをしました。 入院のしおりをもらって、部屋代がかからない大部屋を予約してきました。医療保険に入っていなかったので、個室は断念(節約!)窓口の人に、入院・手術でだいたいいくらかかるのか聞いたら、25万くらいじゃないかな? と教えてくれました。 これは高額医療費制度を調べねば…と思いました。

そんなわけで、朝イチ(8時半)くらいに病院に行って、全て終了したのは13時くらいでした。 次に病院に行くのは輸血用の血を採る時です。