くまこの日記

くまこの闘病&妊活の記録

子宮筋腫の手術が決まるまで その3

年明け、手術前検査の結果を聞きに、再び大学病院を訪れました。 必ず家族の同伴が必要との事で、夫に付き添ってもらいました。

子宮筋腫の様子と手術の説明

まず、夫と一緒に私のMRIで撮影したフィルムを見ながら、子宮の様子を説明してもらいました。 ほとんどが、前回聞いた説明だったのですが、私の子宮には、6cmの筋腫だけでなく、複数の筋腫があるとの事。それは初耳だったのでびっくりしてしまいました…。クリニックの先生も、手術してくださる先生も、この段階まで不妊に関わりそうな筋腫の話しかしてくれなかった…でも、なるべく全部取ってくれるそうです。

その後に手術内容のくわしい説明がありました。口頭で説明してくれるだけでなく、手術によって得られる効果と、起こり得る事故など、リスクについて書かれた数枚に渡る説明の用紙もくれました。

手術前検査の結果

続いて、先日受けた検査の結果の説明がありました。 結論から言うと、予定通り手術は可能との事。よかった。全て問題無しだったそうですが、心配していた貧血はヘモグロビン値10.5と、手術できるギリギリだったそうです…。この値が足りないと、数ヶ月は貧血の治療が優先されてしまうので、ほっとしました。

実は去年の健康診断の結果、ヘモグロビン値は9だったのですが、ここ1年程ヘム鉄のサプリメントを飲んでいて、10.5と聞いた時貧血治ってる! と思ったのですが、正常な人は12以上あるそうで、立派な貧血状態との事…(・3・

手術の時に使うかもしれない血

ところで、手術の際、輸血が必要になる場合があるそうです。 その際、希望すれば輸血に使う血をあらかじめ自分から採っておく事ができると言われました。他人の血を使う場合にまれに病気に感染したり拒否反応が起きたりする事があるそうです。(本当にまれらしいですが) 私は一応自己血での輸血を希望しました。 手術の1週間程前に来院して採血(400cc)するそうですが、私は貧血状態なので、その日の血液検査によって採血できるか決まるとの事…生理終わった直後の予定だし、無理そうな気がしています(;3;今頑張って毎日鉄剤を飲んでいます。

ここ数年、貧血で困る事はなかったのですが、こんな時に色々と不都合が出るのですね…。筋腫の手術を考えている方で貧血気味の方は、とりあえず早めに改善しておくといいかもしれません。

麻酔科医との面談

手術の打ち合わせが終わると、麻酔科の先生から全身麻酔についての説明を受けました。 手術の説明同様、麻酔で起こりうるリスクの説明もあったのですが、弱い歯が欠ける可能性があるという話しが意外でした。無意識に食いしばる事があるそうです。私は前歯がちょっと弱いので不安です…。

入院の予約の手続き

麻酔科で説明を受けたら、今度は入院の予約手続きをしました。 入院のしおりをもらって、部屋代がかからない大部屋を予約してきました。医療保険に入っていなかったので、個室は断念(節約!)窓口の人に、入院・手術でだいたいいくらかかるのか聞いたら、25万くらいじゃないかな? と教えてくれました。 これは高額医療費制度を調べねば…と思いました。

そんなわけで、朝イチ(8時半)くらいに病院に行って、全て終了したのは13時くらいでした。 次に病院に行くのは輸血用の血を採る時です。

子宮筋腫の手術が決まるまで その2

勝手に手術を即決してきた私は、その夜夫に、次の日には会社の上司に報告をしました。

夫に報告

前から手術になるかもしれない、と話していたので、特に驚かれる事もなく…。 年明け一緒に病院に行く事も快諾してくれました。

上司に報告

手術がちゃんと決まってから言うべきか迷ったのですが、3週間もお休みをもらわなくてはいけないという事で、まだ本決まりではないけど…、と前置きして報告しました。 デスクワークなら2週間で復帰する人も多いと先生から聞いていたので、回復が早ければ最後の1週間はリモート勤務をしたいと希望しました。

夫や自分の家族にはまだ言ってない

そもそも不妊で病院に通ってる事も言ってないので、手術の事を言うべきか悩んでます。 とくに夫の実家は子供を期待しているので筋腫がある事を知ったらショックを受けるかもしれないし、不妊治療の一貫として取るなんて言ったら、それはそれで過剰に孫誕生を期待させてしまうかもしれないし…うーん。

不妊治療の話って、普通は家族には言っておくものなんですかね? ちなみに、職場へは貧血の治療のための手術という話ししかしていません。

子宮筋腫の手術が決まるまで その1

通っていた不妊治療のクリニックで子宮筋腫の手術を勧められた私は、腹腔鏡手術のできる大学病院を紹介されました。

大学病院での診察

さすが大学病院、予約の時間より少し早めに行って待っていましたが、診察まで2時間待たされました(笑) 先生がお話ししてくれた内容は、以下のようなカンジでした。

  • 子宮内がほぼ筋腫でうまっており、妊娠の妨げになっている可能性は高い
  • 腹腔鏡手術という、おなかをあまり切らずにできる手術で対応可能だが、入院・自宅療養併せて3週間は仕事を休む必要がある
  • 手術で筋腫を取ると、内膜が薄くなるため半年は妊娠できない
  • 妊娠した場合、帝王切開で出産する事になる
  • もし体外受精を考えているなら、卵を採る事は術後1〜2ヶ月後から可能
  • (貧血がある事を申告したところ)おそらく筋腫が原因。妊娠はさておき取った方がいい
  • ただ、子宮を摘出しない限りは再発の恐れがある

以上のような説明を受けた後「手術を受けますか?」と聞かれ、その場で「受けます!」と答えました。家族と相談するなり、即決しなくもいいと言われたのですが、その日も仕事を休んで病院に来ていて、そう何度も病院のために仕事を休めないと思ったのと、躊躇していればその分妊娠が遠のくと確信した事も大きいです。

先生も私の年齢的にも急いだ方がいいことを悟ってくださったのか、最短の手術日を提案してくれ、その場で予約を入れました。 2016年12月中旬に診察を受け、手術は1月末に決まりました。

手術前検査

手術を受ける場合、事前に検査を受けなくてはいけないそうです。 午前に先生の診察を受けて手術を決めた後、午後はさっそく手術前検査を受けました。(かなりの特急対応です)日を改めてもいいと言われたのですが、そんなに仕事休めないry

検査の内容

  • 身長・体重
  • 尿
  • 血液検査
  • 心電図
  • 肺活量

だったかと思います。 貧血がひどいと手術が受けられないそうで、血液検査は特に緊張しました。 (ちなみに私のヘモグロビン値は、ここ数年の健康診断で一番悪い時が7、直近は9でした)

次は家族と一緒に

手術前検査の結果は年明けで、家族の人を連れてきてくださいと言われました。 病状と、手術の内容について説明して、家族の同意を取らないといけないそうです。 夫を連れて行く事にし、年明けに予約を入れて、その日は帰りました。

これまでのこと

はじめまして、くまこと申します! 去年結婚したばかりの39歳です。先日子宮筋腫の手術を決め、記録を残す事にしました。 私自身、いろいろな方が残されたブログの記事などで大変勉強させてもらったので、同じように筋腫や不妊で悩む方の参考になれば幸いです。

これまでの経緯

結婚して半年、子供は自然に任せたいと思いつつ、年齢の事もあり、とりあえず検査だけでも…と不妊治療の専門クリニックに行ってみました。内診で、6cm程の子宮筋腫があると診断されました。 その時診察してくれた先生によれば、年齢も高いので筋腫の治療より妊娠を優先した方が良い・しばらくはタイミング法で、その後のステップアップも検討してみましょう。と言われ、数ヶ月クリニックに通い排卵のタイミングを診てもらっていました。

その後も血液などの検査をしつつ3ヶ月程経った頃、その時診察にあたってくれた先生から

「筋腫が妊娠の妨げになっている可能性がある。とりあえずMRIを受けた方がいい」

と勧められました。私が通っているクリニックには複数の先生が在席しており、診察のタイミングにより診てくれる先生が違うのですが、筋腫に対する所見は先生によって様々でした。

確かに、3ヶ月経った頃には卵管以外の検査はひととおり終えていて、

  • 生理周期正常(26〜28日)
  • 基礎体温問題なし(半年計測)
  • 排卵正常(毎月の排卵チェック)
  • 血液の数値から推測するに卵子の質は問題なさそう(先生談)
  • 卵子の数は年相応(先生談)
  • 夫の精子問題なし(精液検査)

と、これと言って不妊の原因が見当たらなかったのです。とはいえ年齢も高いし、根気よく待つしかないのかな…なんてのんきに構えていたのですが、その後も妊娠の気配もなく「本当に筋腫が原因だったら時間がもったいない」と考え、MRI検査を受けました。 そしてMRIのフィルムをクリニックの先生に診てもらった所…腹腔鏡手術が可能な大学病院を紹介されました。

ここまでが2016年12月中旬までの出来事です。